男性性と女性性の陰と陽。

陰と陽に代表される対立する二極(上下・左右・内側外側・男女とか)は、どちらかがなくなるとどっちもなくなるから、二極は包含してひとつのものなんだよねっていう見方がある。

もしこの世に男性がいなければ女性も存在しないし性別という概念も存在しない。

 

内面と外面も陰と陽になり、どちらかが男性(女性)に偏るなら反対側は女性(男性)だ。

女性(男性)が男性(女性)になりたいと強く願うほど、私は女性(男性)であるというのを体験する。

 

わたしはこの陰と陽の見方が好きで、自分が性別の二極で葛藤したから陰と陽の法則を理解しやすかったし、楽に生きられるようになった。

今そういう風に言えるのは、男性性を追って女性性を否定して苦しかった頃があるから。

自分が男になろうと頑張っている時ほど自分は女性だと思い知らされることが多かったから、「過剰に」男性化に執着するのをやめたらそのほうが自然な男性でいられた。

 

世間には、一見いかついゴリゴリの男(漢!)なのに内面は女性性が輝いていたり、反対に女神のような美しい女性がめっちゃたくましかったりする。

見た目だけで判断してはその人の半分またはそれ以下しか知ることができない。というもったいなさも知れたし、

自分自身へは、戸籍も変わったのなら男性じゃないか。というのを気づかせてくれた。

 

リラックスしていること、オープンであること、自然であること。

 


みんなに男性性と女性性はどっちもある。

 

外に男性を表現したら内には女性が存在するもの。男性を強く見せようとすれば内側の女性も同じだけ強くなる。

で、「どうみられるか」を気にするのは女性性の役目だ。

ボディービルダーや外見磨きに夢中な男性の女性性は強くて(それがいい悪いではなく)、筋肉ムキムキで男らしく見えるのに、実は男性が好きという人も実は多い。

 

“FTMあるある”として、男性的を勘違いしてしまうことがある。

ガサツさ、乱暴さ、だらしないこと、ヤンキーのごとくイキがってしまったり。

その人にとっての男性とはそういうことなのかもしれないけど、こういうFTMをみて「きみが思う男性とは?」と質問したく男性も少なくない。

勘違いはMTFの場合も同じようにある。


自分が属している性別に何ら違和感のない人たちは、これが男性(女性)だという考えながら生きていない。

まぁ、男性器があるから男性、ないから女性。とも言えるけど、そもそもトランスジェンダーのような“食い違った状態”を知らない。

 

わたしがそうだったんだけど、自分が生まれ持った性別の理由のない違和感に、理由をつけようとして、

男(女)とは~だ。というたくさんの条件をつくり、その条件に適うように自分を縛り付けるようになった。

 

単純だと、「男なら短髪」とか。「一人称は俺」とか。

今や長髪の男性も多いし、勝手に作った条件はあてにならないね。

各々理想の男性がいたり、個々にモデル的な人物がいるかもしれない。現実の人なのか、漫画のキャラクターだとしても。

 

わたしの場合はモデルというより肉体と声に関する条件をつくっていたかな。

その点、第二次成長期を過ぎてしまった女性形の骨格がいやでいやで仕方なかったし、骨盤の形は今でも気にはなる。腕やふとももの皮膚を移植して見せかけの男性器は作れるけど、それ以上に変えようのない骨の部分を気にしてたから、そりゃストレスだよね(笑)

声は、女性にしては低かったけどホルモン注射を打つ前と後ではやはり質が全然違う。筋肉の付き方や肌の質も。

あと、料理は女性のするものというなぞの植え付けがあって料理好きを隠していたことがあった。

 

それが覆ったのは、料理人って男性のほうが多いと知ったときだった。

人に言われるまで気が付かなかった!

自分の狭い思考で勝手に作った条件は本当にあてにならない(笑)

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