1月25日の思い出

12年前(だったかな…)の1月25日にタイの病院で手術を受けた。
今も手術痕はあるけれど、胸も平らになり生理ももちろんなく快適に過ごせているのは幸せだ。

ひとりで航空機に乗って言葉も解らない国タイへ行き、生まれて初めてのまともな入院と手術を受ける意志力と行動力があの時の私にはあった。
胸部と内性器をいっぺんに剥ぎ取って、カラダのあちこち配線だらけになって動けないまま過ごした数日。

水が飲める許可をあれほど待ち望んだことは…ない!!

中学生レベルの英語で看護師さんに物乞いならぬ水乞い(笑)
死ぬ間際、最後の晩餐何がいい?って話になるけど、私はなんだかんだ水が一番おいしくて、それを一番欲するんだろうなと予感している。

そんなことはさておき…
リスクをしょって安全かどうかわからないところにも飛び込んでいく力があったのに、
オペを終えて数年、パニック障害で飛行機は愚か電車に乗れなくなった。

それから行動するのがこわくなった数年間。
誰のせいでもなく自分がそうなっただけの話なんだけど、人の誘いをどうやって断ろうとか、外に出ると具合が悪くなっちゃうから行けないって言うのが嫌でしょーもないこと考えてたなぁ。

でも、それもまた変わりつつある。
ボディートークに出会ってまた電車に乗れるようになった。
新幹線にも乗れるようになった。

体調なんかで時にうまくいかないこともあるけど、それもそれでいいと肯定的に捉えられるようになった。

今年は飛行機に挑戦する。
ひとりではなかなか腰が重くてやらないことも、必要な経験は機会として何度も訪れる。
機会を運んでくれる人がいる。そういう意味でも人とのかかわりなくしては成長しないんだろうなぁと思う。

今の私に必要なのは流れに身を委ねること。
何が起きても、それはずっと続くわけではないというのを何度も記憶を上書きして経験に信頼をつけること。

生物学的に女性のカラダを与えられたのに、それに逆らって身体に傷をつくって薬剤注入して…ある意味神に逆らった生き方(笑)
後悔ではなく、自然の摂理に逆らったこの選択でよかったのだろうかってしょっちゅう思うことがあるんだけど、手術して男性になってからのほうが安定している。

以前と比べて全く変わったのは、「人生終わってる」って口癖のように頭に浮かべなくなった。

それだけでもよかったって思う。

今年は行動できる幅を広げる。
本当は移動好きなんだから。

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