もうちょっと、好きに生きてもいいじゃない。

病気と病人

「東洋医学の哲学」という本の中に気に入っている言葉がある。

しかし病人(人間)を治す͡͡コトは実に六カシイです。病気を治すことは、対症的にさして難しくはありません。しかし根本的に癒すのは、その人のセマイ人生観を広い世界観にし、自由人にすることですから、薬を盛ったり、手術をしたりするようにカンタンナモノではありません。(モチロン生き身の人間ですから、タマには病気にかかったり、六カシイ問題にブツカッたりします。)

「東洋医学の哲学」― 桜沢如一著

私が悩んでいたパニック障害も病気というよりは気が病んだ状態(=病人)だった。
呼吸が苦しくなったり、気分が悪くなったり、不安になったり…その症状を薬などで緩和することは現代医学でできるだろう。

でも、その状態にしてしまう行動パターンや思考、つまり自分の問題をどうにかしない限り根本的な解決は起こらないんだよね。

うちに来るクライアントも、同じようにパニック障害だったり、不安神経症と言われて心療内科に通っている人がいるけど、薬で何も変わらない、もしくは効果が分からないままお守り代わりに服薬を続けている人も多い。

また、自覚症状だけしっかりと意識していて、よかったときはどんな状態だったのか、施術を受けた後の変化(明らかな可動域の変化など)が分からない人もいる。

 

  • 病気になってはいけない
  • 食べるものや運動に気をつけなさい
  • お医者様の言うことは絶対だ

私たちは先祖代々(いつの代から始まったのかは分からないけどw)よりこんな言葉に無意識に支配されてきたと同時に汚染もされてきたと思う。
個性があっていいはずなのに、専門家や有識者といった権威を利用したメディアの一喝に大勢が流され、自分で考える力を奪っている。

最新医療、検査技術、サプリ、薬、健康食品、運動機器やフィットネスに人が群がる。
それも大事なことだけど、何のためにするのか、それによってからだにどういうことが起こりうるのか知らないまま、ただやっているならもったいない。

「東洋医学の哲学ー最高判断力の書ー」著者である桜沢如一先生はマクロビオティックで有名なんだけど、
食べるもの、食べ方の教えもそうだけど、自分で判断することの重要性を説いていて、人生の教科書的にもなるじゃん!と思った。

例えば、いろんな情報(かつてはみ〇さん情報とか多かったよね!)から、ある食材や成分が健康にいいと聞いて取り入れようとする。
確かにその食べ物は健康にいいのかもしれない。
でも、その食べ方まで意識する人って私含めてあまりいないのでは?

どんなにいい食物でも、調理法や季節、体質によって食べ方が合っていないと逆効果になってしまうことはあまり知られていない。
陰の性質の野菜を調理法で陽にするとか、私もそこまで考えて料理していない…

知識として持っているに越したことはない。
自分のスタイルに合わせて取り入れたりすれば健康につながるけど、「ちゃんとやらなきゃ」に縛られるのも健康な考え方じゃないから、私はここではなるほど!としておく。(だって楽しみのお酒とおつまみはやめられないw)

いろんな本を読んで、表現は違えど東洋医学や自然療法の考え方が行き着くところはだいたい同じ。

病気は食べ物や遺伝子の問題だけじゃなくて考え方や経験もすごく影響するから、自分の内側も外側も包括してみたほうがいいよねというところは古代医学と現代医学の違いで、ボディートークや他の療法でも教えていること。

肉体と精神を陰と陽とするなら、肉体ばかりにとらわれないように。
かといって、精神論一択にもならないように。

健康に執着しすぎれば病的という対極な状態になるし、
病気をきっかけに生き方が改善すれば病気は悪いものとはいえない。
陰極まれば陽と転ずる(逆もあり)。陰陽は面白い。

あ、この本は陰陽五行論ではないけど、今まで読んできた本の内容を自分の中で消化吸収しようとしても、やっぱり世界は陰と陽で成り立っているなって思うし、そういう世界の見方を長い間してこなかったから面白い。

狭い世界の見方が病気を作るって書いてあったけど、不調に苦しんでいた頃の私ってそうだったなって思う。
広くしなきゃいけないわけじゃないから個人の自由だけど、病気や不調から解放されたかったら字のごとく、自分の世界を解放していくといいよ。

手技療法という肉体へのアプローチをメインにしているからか、はじめっから自分の心や精神に目を向けたいっていう人はそう多くないけどね。

さて、この考え方のきっかけを、正解(一極)だけを欲しがるクライアントさんにどう提供できるか…(笑)

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