「伝家の宝刀」という言葉が降りてきたので、それに任せてブログを書いている。
時代劇でここ一番!って時にシャキーン!って出てくるまぶしいほどの剣、かっこいい。
仮に頻繁に出番があったらそれはもう宝刀ではない(笑)
いざという時に使う宝の刀。
じゃあ引き抜いたときにサビサビだったら?
宝刀の役目を果たせるのだろうか…
ここで何を言いたいのかというと、大事なものは常にお手入れしときなさい。です。
そして自分にとっての伝家の宝刀は何かを知らないと、あれもこれも抱えてると結局選べなくなるから、これを機に考えてみてはというご提案。
物事には賞味期限があって、あの頃のすごく重要だったことが今は何とも思わなくなるように、道具もタイミングが合わないと本来の役目を果たさない。
ジャガイモを切りたいのに皮むき渡されても困る(笑)
じゃあ自分にとっての伝家の宝刀は何?
何かの道具でもいい、知識でもいい、肩書でもいい、財力や人脈でもいい。
道具だったらホコリかぶせといたらすぐ使えないし、知識も使える形で入っていなかったら役に立たない。
肩書は自分で自信あるものしか結局表に出さないし、財力も人脈も日ごろから把握していないととっさに出てこない。
なにかなぁ?自分にとっての…そもそも伝家の宝刀がない?
ないならとりあえず現状のなかから自分で選んだらいいんじゃない?
選定するにはまず自分の身の回りを整理して断捨離する事だ。
物質的にも、精神的にも。
自分にとって今大切にしているものを明確にする。
分かりやすいのは物なんだけど、本棚とか、クローゼットの中にもう全然日の目を見ていないものがあるでしょう。
この先も使うかわからないものをとっておいてるから宝が埋もれて探すのに時間がかかる。
こんな人の課題は「いつか使うかもしれない」と思って手放せないそのココロ。
いつか使おうと思って持っていても、使いこなせなかったら使おうと思わない。
また必要になったら買えばいいじゃない。
あの時縁があったけど今はないってことは明らか。
もし手放したくないとしたら、それはどうして?
そんな自分の状況ってお部屋にあるものを見ればだいたいわかる。
ここから五行の話に強制的に持っていくけど(笑)
今年は庚子(かのえね)=「金」の年。
ちなみに陰陽五行はこの本がおすすめ
金は分けたり、臓器だと肺と大腸なので、捨てる(二酸化炭素やうんこ)という象徴を表す。
肺は呼吸器だから、今流行っているコロナウイルスも肺炎だよね。
この自粛期間で断捨離をした人が多くて排出されたゴミがとても増えたとか。
外側の断捨離も大事だけど、それをしながら自分の内側の断捨離もしようよ。
五行のサイクルから見ると、人間の成長は相剋のサイクルで示すことが出来て、いわゆる大人の世界は「土」に現れる。
土は、いろんなものを馴らす。
土にあたる臓器に胃があって、食べた色んなものを胃でいっしょくたに馴らすのと同じで、個性がなくなるとも言える。
学校や会社組織で「右向け右!」「周りに合わせなさい!」「一緒だと安心」を経験するのも「土」が意味するところ。
でも、それなら一人一人が別の固体を持つ意味って?
組織にいろんな制約を感じていずらさや不自由さを感じる人もいるでしょ?
(私が組織をあまり好まないので(笑))
てことは、「水」に進み、個性、土の自我よりもう一歩成長した自我に進みたいんだけど、そこに至るまでの課題として「金」がある。
色々今までの普通や常識を見直して捨てるべきものはここで捨てなさいというお示しなんですわ。
捨てる行為には抵抗が伴う。
うんこなら力む。便秘ならすんごく力まないと出ない。
呼吸も、最近じゃ浅い人が多いよね。
変化に対する抵抗の現れ。
働き方、経済、日常生活…いろんな習慣が強制的にシフトチェンジを迫られ、それに順応しようと頑張れた人が「水」に進める。
「水」は恐れに関連するが、変化への恐れ…はたまた見えないウイルスに対する恐れを乗り越えろという意味かもしれませんね。
「土」の囲いから卒業できた「水」の世界はその名のとおり水のようにどんな形にもなれる柔軟な世界なのかもしれない。
万物を溶かす「水」は統合ともいえるよね。
どんな形にもなれるから、「個」と「変化」の時代ともいえる。
土が多いと水が汚れるから、できるだけ土から水に進む人がたくさんいるといいね。
と放ちつつ、自分へ言い聞かせる。
伝家の宝刀は今すぐにわからなくても、外側も内側も断捨離して、今必要なものをもつという「プチミニマリスト」のスタンスをちょっと取り入れたら自然と「水」の柔軟な世界が見えてくるよ。